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電磁波障害

EMIから転送)
・ このページの最終更新日時 2016年8月30日 (火) 11:58




電磁波障害」の掲示板 / コメント

放射線から、可視光線、さらには電波に至る一連の波動をすべてひっくるめて、専門的には電磁波(→別項)というが、現在、携帯電話パソコンの普及とともに人体に対する影響が問題になっているのは、電流の流れから発生する電磁波のこと。人体に対する影響は、すべて疫学的調査結果によるもの。これまで電磁波障害というと、飛行機計器類に対する影響などが注目されていたが、スウェーデンのカロリンスカ研究所が、高圧送電線周辺の住民約四五万人を対象に一九六○年から二五年間にわたって大々的な調査・研究を行い、この結果を『カロリンスカ報告』として発表して以来、世界中が電磁波の人体に対する影響に注目し始めた。同報告によると、送電線の近くに住む住民ほど電磁波の影響とみられる障害が大きく、三ミリガウス以上の被曝の場合には、小児白血病の発生が約四倍近く増えることがわかり、わが国でも高圧送電線建設に反対する住民運動が各地で起こっている。また、携帯電話を病院内で使用することによって、心電図輸液ポンプなど医療機器に誤作動などの影響が起こることで騒ぎが大きくなり、郵政省は一九九六(平成八)年四月に、医療機器の六二%に何らかの誤作動が起きるという実態調査の結果を発表し、病棟内では携帯電話電源を切るなどの暫定ガイドラインが作成された。また九七年一月、労働省産業医学総合研究所は、人間の血液高圧線や一般の家電製品から出る極低周波電磁波に長時間さらされると、がん細胞に対する攻撃機能を強める性質をもつたん白質である「TNF‐α」の生産量が七五%程度に落ち込み、免疫力が低下すると発表した。これは電磁波を浴びるとがんが誘発されるということを直接的に証明するものではないが、生体ががんに冒されやすくなる可能性もあることを指摘したものといえる。なお、電磁波の人体に対する影響について、確定的な因果関係を証明するものが少なく、それに電力会社や家電メーカーなどの思惑もからんで、無害説もかなり強引に叫ばれているが、九八年六月、米国立環境衛生研究所の諮問委員会は、電磁波は発がんの原因になりうるという見解をまとめた。これは送電線や、テレビなどの電化製品から出る電磁波と健康との関係を調べた九種類の疫学調査と、マウス、ニワトリなどを使った実験結果をもとにしたもので、それによると、疫学調査では送電線近くに住む子どもにわずかに白血病の増加が見られたほか、電磁波の強い環境で働く成人の場合にも、やはり同様な増加現象がみられた。ただし、動物細胞の実験では、電磁波と発がんの関連は見つからなかった。また、アルツハイマー、うつ病奇形流産との関係も否定された。同諮問委員会は二八人の専門家で構成されており、議論は紛糾したが投票の結果、一九対九で発がんの可能性を認めることになった。

このアメリカの動きを受けるように、わが国の科学技術庁も九八年後半から、日常生活で浴びる電磁波小児白血病因果関係を調べるため、国内で初めての疫学調査に乗り出すことを決めた。







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