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公害

・ このページの最終更新日時 2015年12月2日 (水) 21:04




公害」の掲示板 / コメント

コウガイ

【英】public nuisance
同義語環境汚染environmental pollution
公害という言葉の解釈は,学問の領域により,また研究者個々人によっても微妙に相異して必ずしも明確ではない.法律の分野で最初に使われ,そのときは英米法のパブリック・ニューサンス公衆に対する生活妨害)に相当するものであった.現在,わが国では公害対策基本法1967年)において,公害とは「(1)事業活動その他の人の活動に伴って生じる.(2)相当範囲にわたる.(3)大気の汚染,水質の汚濁土壌の汚染,騒音,振動,地盤沈下および悪臭によって,(4)人の健康または生活環境に係わる被害を生じること」と定義し,その(1)原因,(2)範囲,(3)現象,(4)被害を規定している.したがって,公害医学的には環境汚染問題であり,狭義にはその健康障害と解釈されるが,行政的には前記の汚染現象以外,たとえば,放射能汚染*や熱汚染などの問題を公害として取り扱わない.わが国は狭い国土に公害防止等の社会資本投資を立ち遅らせたまま,第二次世界大戦後に工業化都市化,さらにモータリゼーション化を急速に進展させたため,環境汚染が激化して自然環境を破壊させ,四日市喘息*や水俣病*のような公害病患者を多発させて深刻な社会問題を惹起した.1970年代に国際的に展開された人間環境を求める世論・運動を背景に,公害行政が画期的に強化されて公害の危機を克服し,1980年代には環境の質(快適性)の追求や,地球的規模の環境汚染問題へと次元が変わりつつある.いわゆる公害病患者は,法律の定める汚染指標地域内で指定疾病に罹患し,かつ一定の暴露条件を満足する者で,健康被害補償を受けられる.指定地域は第1種地域と第2種地域とに分けられ,前者は大気系の非特異的疾患の多発地域で,疾病として慢性気管支炎*,気管支喘息*,喘息性気管支炎肺気腫*とこれらの続発性とし,後者は汚染物質に特異的疾患の発症する地域で,水俣病イタイイタイ病*,慢性ヒ素中毒症(arseniasis)を認定している.







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