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・ このページの最終更新日時 2016年11月11日 (金) 21:00




コンテンツ」の掲示板 / コメント

森喜朗内閣が「IT政策」を打ち出した2000年ごろから、一般でもよく耳にするようになった「コンテンツ」という言葉。直訳すれば「内容・中身・目次」。以前は「ソフト」と呼んでいた。そのため当初は「コンテンツなどと気取って言わずに、いままでどおりソフトと言って欲しい!」と思っていた。同じ内容のことを別の言葉で言うことによって、あたかも新しい内容であるかのように見せる手法ではないかと思っていたからである(それも05年ごろにはすっかり定着して、慣れてしまったが)。しかし、なかなか馴染まない人たちもクリエーター側に存在する。TBSの金平茂紀報道局長(当時)は『passingtime 06年5・6月号』というTBSが出している放送関係の専門雑誌の「新・TV報道用語『悪魔の辞典』」というコラムの中で、「コンテンツ=僕の経験則では、この語を好んで使うテレビ人にはロクなのがいない。何で中身とか番組とかニュースとか言わないんだい?」と記している。また『ビッグコミックオリジナル(06年5月20日号)』(小学館)のマンガ『電脳炎』では、コンピューター関係に弱い「課長」が、「大変いまさらですが、『コンテンツ』って言葉、いつの間に市民権を得たわけ!? おれは許可したおぼえないんだがね、一度も!! なんで『目次』とか『お品書き』とか言わないの? もー最近、何かっていうとコンテンツコンテンツコンテンツコンテンツ。うきいーっ。コンテンツミルクかけちゃうぞ、イチゴに(ふにゅ~)」と、著者・唐沢なをきの気持ちを代弁(?)していた。

その後「ソフト=アナログ」「コンテンツデジタル」で、「コンテンツ」という用語は、「アナログからデジタルへ」と世の中が変わり始めた一つのメルクマールだったのではないか?という気がした。その意味では、「コンテンツ」という言葉にそれほど違和感がなくなった21世紀の現在は、否応なく「デジタル社会」に変容してしまったのである。『著作権の考え方』(岡本薫著、岩波新書)には「現在一般に『コンテンツ』と呼ばれているものは厳格に定義されていないが、著作権法で保護されるものと大部分重なっていると思われるので、本書では、『著作権法の保護対象』と『コンテンツ』を同義語として用いる」と記されている。これまで一部業界の一部のプロに独占されていたコンテンツ利用のための印刷機器や送信設備を、多くの人が手に入れたため「一億総クリエーター・一億総ユーザー時代」がきて「著作権」が急に脚光を浴びるようになったのだという。「コンテンツ」は、単に「ハード」の対立概念としての「ソフト」と同義というよりは、商売される価値(著作権)を持った商品としての「ソフト」なのだ。その意味では「ソフト」と「コンテンツ」は同義ではなく、使い分けられるべき言葉なのかもしれない。







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